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日本人が英語を苦手とするワケ

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帰国子女でない日本人でもネイティブ並みになれる!

9月にTOEICを受験しました。
気になる結果は・・・950点でした!
私は、大学生になるまで海外にいったこともない普通の日本人です。
でも、今では日常生活やビジネスであればネイティブと全く支障なく英語を使うことができます。
大学は英語で授業をする学部にいたので、友人もみんな英語ペラペラでした。
帰国子女も多かったですが、そうでない人もたくさんいました。
しかしながら、世界に出てみると平均的な日本人は英語を苦手とする人が多いようです。

どうして日本人は、英語がこんなに苦手なのでしょうか?
そして、どうしたら上手になれるのでしょうか?

1.アウトプットができていない

まず、大きな理由の一つがアウトプットが少なすぎることです。
CDやビデオ、学校の授業に合わせたテキストなど、
様々な教材を使って親は子どもに英語に触れさせようとします。
しかし、これらはどれもインプットは多いけれどアウトプットが少なすぎます。
自分で発音できない音は聞き取れないとも言われるように、
アウトプットすることで英語の理解が深まっていきます。
私も子どもの頃から英語の歌を歌ったり
英語のクリスマスカードを書いたりして
英語を使っていました。
英語が得意な友人も子どもの頃に絵本の音読をしていたと言っていました。
アウトプットを積極的にすることで日本人が特に苦手とするスピーキングを抵抗なく
できるようになりますし、
新たなインプットもスムーズになります。

2.自分事にできていない

二つ目の理由として、英語を使うことが自分事にできていないことが挙げられます。
ヨーロッパは電車に乗ればすぐに外国に行けるような環境です。
一方日本は海に囲まれた島国。
英語を使う機会は少なく、使わなきゃという意識も低いです。
英語を勉強する子どもたちも、実際の場面で使うことはほとんどないでしょう。
しかし、英語を使うことを授業の中だけ、教材を使っているときだけ、
にせず子どもたち自身の生活や興味のあるものと絡めていくことが大切です。
私の場合は小学校の時には観光客に話しかけてみたり、
中高生の時にはアメリカの女の子と文通をしたり、
大好きなブリトニースピアーズを歌ったり、
教室や教材を飛び出した、私だけの世界で英語を使っていました。
英語を使うことが自分事になると、子どもはもっと英語が勉強したいと思うようになるはずです。

3.親が英語に苦手意識を持っている

三つ目の理由は、親が英語に苦手意識を持っていること。
小学校で働いていたときに、必死に英会話教室へ通わせたり英語のビデオ教材を見せたりしているお母さんがいました。
でも、よく話を聞いてみるとお母さん自身は英語が苦手で、
英会話教室の内容もよく把握してないし、
ビデオ教材も子どもに見せているだけ。
「発音が下手でスラスラ話せないのを子どもにマネしてほしくない」
と言っていました。
しかし、私は発音がきれいでなくても
親が一緒に英語を勉強することは大切だと思っています。
そもそも、世界に出ると、発音や文法がちょっと違っても自信を持って
スラスラ話す人たちばかりです。
全く聞き取れない時もあります。
だから、日本人だって日本語なまりの発音でもいいんです。
文法を間違えてもいいんです。
私は、両親がやたら積極的に外国人と話すのを見てきました。
発音はアメリカ人みたいにきれいじゃないし、片言だし、辞書を引きながらゆっくり話していました。
それでも、そんな両親を見て「完璧じゃなくても通じればいいんだ」と思い、
積極的に英語を使うようになりました。

まとめ

高い教材や英会話スクールに通わせなくても、
親が意識を変えれば効果的に子どもに英語を習得させることができます。
教室の中だけ、教材の中だけの英語ではなく、本当に使える英語を子どもに身につけさせましょう!